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ネタに鮮度は無くても、借り物ではない自分の言葉を書き尽くす事 これがモットーなり

池井戸潤氏の小説を読んで 日本人的趣向に見事にマッチした飽きのない路線

こんにちは、「さるびー」です。

それにしても暑い日が続きますねぇ。ってあちらこちらで見かけるようなスタートで恐縮です(^^)。とはいえやはり昼には外に出るのに危険さえ感じるほどの灼熱地獄。暑さ寒さとどちらが苦手かと聞かれると間違いなく夏ですが、自分ではどうしようにもない暑さにはげんなりしますね。

これだけ暑いと外には出ずに本でも読みますかってことで、小説読んでます。

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以前も書いたように色々な小説を読むんですが、ふと気づくとあるジャンルが果てしなく好きだなと感じる事が多いです。ちなみにコレは僕だけに関わらず日本人独特の好きなジャンルではないかと考えてます。

日本人にとって好きなジャンル

「半沢直樹」シリーズで有名な池井戸潤氏の小説。企業小説や銀行の裏舞台を題材にした小説などが代表的です。ついつい読み進めていきたくなるストーリー展開が持ち味ですが、どの小説もある一定のパターンがあると言えますね。そのパターンが

逆転劇

です。

逆転劇

これは昔からずーっと日本では愛されて人気のあるパターン。逆転するのがわかっていても愛されつづけてます。

例えば「水戸黄門」。印籠を差し出した時の一気に立場が逆転するあの瞬間。わかってはいるけども気持ちよいですね。例えば「必殺仕事人シリーズ」。悪代官の悪事を闇の仕事人が成敗する。オチはわかっていても見ちゃうもんです。

逆転劇の美学

「越後屋、お主も悪よのう」

「いえいえ、お代官ほどでは」

このような悪代官と悪徳商人のやりとりを見て、腹立たしく思って見ている人がどれくらいいるか?あまりいらっしゃらず、逆に「ニヤニヤ」しながらご覧になっている方が多いことでしょう。

なぜか?

だって逆転劇で彼らが成敗されるのをしっているから

ですよね(^^)。そう思えば悪代官や悪徳商人は、憎らしければ憎らしいほどいいわけですもんね。

氏の小説は美学に沿っている

そう考えると、ホントにそう思いますねぇ。憎らしい人物・キャラクターの描写。そして逆転への理詰めによる追い込み。このあたりがソツないです。そこをうまく描けているからこそ、結末はわかっていても、

憎らしい相手をどのようにやり込めるか

に読者は集中できる。この作風は、今後も愛され続けることでしょう。世に出た逆転劇がロングヒットとなるように、オーソドックスかつ飽きることのない路線...これは強いと感じています。